2025年11月版 主なアップデート
アップデート実施日:2025年11月9日
11月9日に実施されるアップデート内容をご紹介します。
| スペース・ポータル | クリップボードにコピーした画像やファイルなどの内容をペースト(貼り付け)して添付できるように |
|---|---|
| 性能 | ワイドコース限定 性能ダッシュボードで実行待ちの処理の状況を確認可能に |
| JavaScript API (アプリ) |
アプリの各画面のURLをJavaScript APIで組み立てられるように |
| JavaScript API (アプリ) |
アプリの各画面のショートカットキーの有効/無効をJavaScript APIで変更できるように |
| JavaScript API (一覧、グラフ) |
レコード一覧画面とグラフ画面のUIの表示状態をJavaScript APIで確認できるように |
| JavaScript API (レコード) |
レコード詳細画面とレコード追加/編集画面のUIの表示状態をJavaScript APIで確認できるように |
| 検討中の機能 |
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| アップデートオプションの変更内容 |
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APIの更新内容の詳細は、APIアップデート情報をご覧ください メンテナンスにおけるkintone APIのアップデートはこちら
本アップデート内容は情報公開時点のものであり、今後変更される場合があります。
その他の変更点は、定期メンテナンス情報をご覧ください。
メンテナンスにおける変更点はこちら
スペース・ポータル
クリップボードにコピーした画像やファイルなどの内容をペースト(貼り付け)して添付できるように
スペースでコメントを書き込む際やポータルのお知らせ掲示板を編集する際に、PCのクリップボード(「コピー」や「切り取り」を行なった際にその内容を一時的に保存しておく領域)にコピーした画像やファイルなどの内容をペースト(貼り付け)して、直接添付できるようになりました。たとえば、以下のようなシーンでご利用いただけます。
モバイル版でも同様の機能をご利用いただけます。
利用例1:ファイルマネージャーからファイルをコピーしてスレッドに貼り付けて添付する
ファイルマネージャーで任意のファイルをコピー
スレッドの入力欄に貼り付けて添付する
クリップボードにコピーした画像やファイルなどの内容を、「貼り付け」(ペースト)操作で直接添付できるようになりました。
利用例2:プレゼンテーション作成ソフトでコピーした図形を「お知らせ掲示板」の本文に貼り付けて添付する
プレゼンテーション作成ソフト上で作成した図形をコピーして、「お知らせ掲示板」の本文に貼り付けて添付することができます。
利用例3:画面キャプチャ時にコピーされたスクリーンショットをスレッドに貼り付けて添付する
画面キャプチャを撮影後、クリップボードにコピーされたスクリーンショットをスレッドの入力欄に貼り付けることで、そのまま画像として添付することができます。
性能
ワイドコース限定 性能ダッシュボードで実行待ちの処理の状況を確認可能に
10月より提供を開始した性能ダッシュボードで、実行待ちの処理の件数や待ち時間を確認できるようになりました。
kintoneでは、日常的な操作や少量のデータ処理は即座に実行される一方で、一度に大量のレコード追加・更新を行った場合にも確実に処理を完了できるように、すべての処理を一度に実行するのではなく、順番に処理する仕組みを採用しています。多数のユーザーが利用する大規模な環境では、リクエスト数や応答時間などのメトリクスに加え、処理待ちの件数や待ち時間の推移、期間ごとの傾向を把握することで、より快適で安定したシステム稼働の維持が可能になります。
メトリクス表示例(※開発中の画面です)
性能ダッシュボードは、システム管理の「利用する機能の選択」画面で有効化するとご利用いただけます。
JavaScript API
(アプリ)
アプリの各画面のURLをJavaScript APIで組み立てられるように
(アプリ)
レコード一覧/グラフ画面、レコード詳細/編集/印刷画面とレコード追加画面のURLをJavaScript APIで組み立てられるようになりました。これにより画面遷移を伴う操作やナビゲーションUIの作成が行いやすくなります。
| 画面のURLの組み立てAPI | kintone.buildPageUrl() |
詳細はdeveloper networkをご覧ください。
JavaScript API
(アプリ)
アプリの各画面のショートカットキーの有効/無効をJavaScript APIで変更できるように
(アプリ)
レコード一覧画面、レコード詳細/編集画面とレコード追加画面で利用可能なショートカットキーの有効/無効をJavaScript APIで変更できるようになりました。このJavaScript APIでショートカットキーを無効化することで、カスタマイズで作成したUIを使わずにショートカットキーで迂回する操作を、防ぐことができるようになります。
| ショートカットキーの有効/無効の変更API | kintone.setKeyboardShortcuts() |
詳細はdeveloper networkをご覧ください。
JavaScript API
(一覧、グラフ)
レコード一覧画面とグラフ画面のUIの表示状態をJavaScript APIで確認できるように
(一覧、グラフ)
レコード一覧画面とグラフ画面で、ボタンが非表示にされているかどうかや、アプリの説明の開閉の状態をJavaScript APIで確認できるようになりました。これにより、UIの表示状態に応じたカスタマイズを行いやすくなります。
| アプリの説明の表示状態確認API ※1 | kintone.app.getDescriptionDisplayState() |
| 一覧とグラフの選択UIの表示状態確認API | kintone.app.getViewAndReportSelectorDisplayState() |
| 絞り込みボタンの表示状態確認API | kintone.app.getFilterButtonDisplayState() |
| 集計ボタンの表示状態確認API | kintone.app.getReportButtonDisplayState() |
| レコード追加ボタンの表示状態確認API ※2 | kintone.app.getAddRecordButtonDisplayState() |
| アプリ設定ボタンの表示状態確認API ※2 | kintone.app.getAppSettingsButtonDisplayState() |
| オプションボタンの表示状態確認API ※2 | kintone.app.getOptionsButtonDisplayState() |
※1 レコード詳細画面とレコード追加/編集画面でもご利用いただけます。
※2 レコード詳細画面でもご利用いただけます。
| 一覧の選択UIの表示状態確認API | kintone.mobile.app.getViewSelectorDisplayState() |
| グラフの選択UIの表示状態確認API | kintone.mobile.app.getReportSelectorDisplayState() |
| 絞り込みボタンの表示状態確認API | kintone.mobile.app.getFilterButtonDisplayState() |
| レコード追加ボタンの表示状態確認API | kintone.mobile.app.getAddRecordButtonDisplayState() |
詳細はdeveloper networkをご覧ください。
JavaScript API
(レコード)
レコード詳細画面とレコード追加/編集画面のUIの表示状態をJavaScript APIで確認できるように
(レコード)
レコード詳細画面とレコード追加/編集画面で、ボタンが非表示にされているかどうかや、サイドバーの開閉の状態をJavaScript APIで確認できるようになりました。これにより、UIの表示状態に応じたカスタマイズを行いやすくなります。
| サイドバーの表示状態確認API | kintone.app.record.getSideBarDisplayState() |
| 前・次ボタンの表示状態確認API | kintone.app.record.getPagerDisplayState() |
| 編集ボタンの表示状態確認API | kintone.app.record.getEditRecordButtonDisplayState() |
| 再利用ボタンの表示状態確認API | kintone.app.record.getDuplicateRecordButtonDisplayState() |
| オプションボタンの表示状態確認API | kintone.mobile.app.getOptionsButtonDisplayState() |
| 前・次ボタンの表示状態確認API | kintone.mobile.app.record.getPagerDisplayState() |
| 編集ボタンの表示状態確認API | kintone.mobile.app.record.getEditRecordButtonDisplayState() |
詳細はdeveloper networkをご覧ください。
検討中の機能
検討中の機能をご紹介します。
kintoneシステム管理の「アップデートオプション」画面で、各機能を有効化することで、実際の動作をお試しいただけます。
「検討中の機能」にて提供している各機能に対して、皆様からのフィードバックをお待ちしております。
検討中の新機能に対するフィードバックは、kintoneの改善に協力するフォームにて募集しています。
| 開発基盤 | フロントエンド基盤の刷新(「読み込まれたファイル」画面) |
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※なお検討中の新機能は、定期メンテナンス以外のタイミングでも随時、仕様変更やアップデートオプションの提供開始・終了が実施されます。
開発基盤
フロントエンド基盤の刷新(「読み込まれたファイル」画面)
kintone開発チームでは、今後の製品改善スピードの向上を目指し、リリース当初から利用し続けてきたフロントエンドの技術基盤の刷新を、各種画面で順次進めています。今回、新たに「読み込まれたファイル」画面のフロントエンド基盤が刷新され、それにあわせてレイアウト・パーツも一部変更されています。
従来の「読み込まれたファイル」画面
刷新後の「読み込まれたファイル」画面(※開発中の画面です)
フロントエンド基盤刷新の取り組みの詳細は、過去のお知らせ「現行デザインへの移行と画面パーツ・レイアウトの共通化を実施」をご覧ください。
アップデートオプションの変更内容
アップデートオプションの変更内容は以下の通りです。
| 新機能の無効化 | ||
|---|---|---|
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提供終了
「プロセス管理の設定で、作業者以外でも実行できるアクションを設定できる機能」を無効にする
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2025年11月の定期アップデート以降、これらの無効化はできなくなります。 | |
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提供終了
「2枚目以降のポータルを作成できる機能」を無効にする
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提供終了
「複数のキーワードでアプリ名を検索できる機能」を無効にする
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提供終了
「文字列(複数行)フィールドが空欄のレコードを絞り込める機能」を無効にする
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提供終了
「kintone AI:AIラボでプロセス管理設定を支援するAIを利用できる機能」を無効にする
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提供終了
「アプリアクションを利用できる条件を設定できる機能」を無効にする
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提供終了
「アプリ設定画面およびアプリストアで、複数のキーワードでアプリ名を検索できる機能」を無効にする
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提供終了
「複数のキーワードでスペース名を検索できる機能」を無効にする
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変更なし
「kintone AI:AIラボでスレッドのコメントをAIで要約する機能」を無効にする
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2026年2月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。 | |
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変更なし
「レコードの絞り込み条件で、添付ファイルの有無を指定できる機能」を無効にする
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変更なし
「アプリ管理画面でアプリ管理者数を確認できる機能」を無効にする
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変更なし
「モバイル版のレコード詳細画面で『現在の作業者』を確認できる機能」を無効にする
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変更なし
「kintone AI:レコード一覧画面に表示されているレコードの要約や分析をする機能」を無効にする
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変更なし
「日付や日時を、日月年の順で表示する変更(特定の言語設定の場合のみ)」を無効にする
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変更なし
「数値の桁区切りをピリオド、小数点をカンマで表示する変更(特定の言語設定の場合のみ)」を無効にする
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変更なし
「日付をスペイン語、タイ語、ポルトガル語(ブラジル)で表示する変更(特定の言語設定の場合のみ)」を無効にする
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無効化期間延長
「JavaScript APIの拡充(2025年7月版~8月版)、およびkintone全体のカスタマイズとJavaScript APIの動作対象画面の見直し」を無効にする
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内容変更
「JavaScript APIの拡充(2025年9月版~11月版)」を無効にする
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追加
「ファイルの添付に対応したリッチテキストエディターで、クリップボードの画像やファイルを貼り付けできる機能」を無効にする
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| 新機能の先行利用 | ||
|
(なし)
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| 検討中の新機能 |
変更なし
「kintoneシステム管理のデザイン改善:『ヘッダーの色』画面のデザイン・レイアウト変更」を有効にする
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変更なし
「新しいファイル読み込み画面」を有効にする
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変更なし
「Excelファイルからアプリを作成する画面のフロントエンド基盤の刷新、および読み込みエラー発生時の処理の変更」を有効にする
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|
追加
「読み込まれたファイル画面のフロントエンド基盤の刷新」を有効にする
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定期アップデート以外のタイミングでも更新されます。最新の状況はシステム管理内の「アップデートオプション」画面を確認してください。
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| 提供中のアップデートオプションはありません。 |
アップデートオプション機能の詳細や、提供中の各項目(新機能)については以下のヘルプページを参照してください。