計算式で参照する値のデータ型

記事番号:040500

kintoneでは、フィールドや計算結果によってデータ型が異なり、そのデータ型によって扱える演算子や関数も異なります。
データ型を理解することで、さまざまな計算式に応用できます。

フィールドのデータ型

フィールドを計算式で参照すると、その値は以下のデータ型として扱われます。

フィールド データ型
[数値] 数値型
[計算]
[日時]
[日付]
[時刻]
[作成日時]
[更新日時]
[ルックアップ](コピー元が数値型の場合)
[文字列(1行)] 文字列型
[ドロップダウン]
[ラジオボタン]
[ルックアップ](コピー元が文字列型の場合)
[作成者]
[更新者]
[チェックボックス] 配列文字列型
[複数選択]
[テーブル]外のフィールドから参照したときの、[テーブル]内の文字列型フィールド
[テーブル]外のフィールドから参照したときの、[テーブル]内の数値型フィールド 配列数値型

計算結果のデータ型

計算式内の関数と演算子の返り値の結果は、以下のデータ型になります。

関数 データ型
SUM 例:SUM(1, 2, 3)
引数は数値型および配列数値型、計算結果は数値型です。
ROUND 例:ROUND(A*1.1)
引数および計算結果は数値型です。
ROUNDUP 例:ROUNDUP(A*1.1)
引数および計算結果は数値型です。
ROUNDDOWN 例:ROUNDDOWN(A* 1.1)
引数および計算結果は数値型です。
IF 例:IF(A=100,B,C)
第1引数は論理型、第2、第3引数は数値型、文字列型、論理型のいずれかになります。
関数の返り値は、第2引数、または第3引数の計算結果の型になります。
AND 例:IF(AND(A>10,B>=10),"1","0")
引数および計算結果は論理型です。
OR 例:IF(OR(A>10,B>=10),"1","0")
引数および計算結果は論理型です。
NOT 例:IF(NOT(A>10),"1","0")
引数および計算結果は論理型です。
DATE_FORMAT 例:DATE_FORMAT(1522972800, "YYYY年M月d日", "system")
第1引数は数値(UNIX時刻)、第2引数は文字列型(表示形式)、第3引数は文字列型(タイムゾーン)です。計算結果は文字列型です。
YEN 例:YEN(1100.5, 0)
引数は数値、計算結果は文字列型です。
CONTAINS 例:IF(CONTAINS(出勤曜日, "日曜日"), "日曜出勤あり", "日曜出勤なし")
第1引数は配列文字列型、第2引数は文字列型です。計算結果は論理型です。
演算子 データ型
+、 -、 *、 /、^ 引数と計算結果は数値型です。
& 引数は数値型、文字列型、論理型です。計算結果は文字列型です。
=、 !=、 <> 引数は数値型、文字列型、論理型です。計算結果は論理型です。
<、 <=、 >、 >= 引数は数値型です。計算結果は論理型です。

演算子や関数の詳細、使いかたは、次のページを参照してください。