動的グループの抽出条件

記事番号:020177
対象読者: cybozu.cn共通管理者

動的グループでは、指定した条件に基づいて、自動的にグループのメンバーが更新されます。
条件のタイプに[高度]を選択している場合、より複雑な条件を指定できます。
このページでは、動的グループのメンバーの条件に使用できる演算子やキーを詳しく説明します。

動的グループの条件式

「キー」「演算子」「キーの値」を組み合わせて条件式を作成します。

役職コードが「Manager01」の役職に所属するユーザーを抽出するには、次の条件式を入力します。

コピーされました
title in ("Manager01")

この場合の「キー」「演算子」「キーの値」は、次のとおりです。

キー
title
演算子
in
キーの値
("Manager01")

条件式に使用できるキー

次のキーを使用できます。
複数のキーを組み合わせることもできます。
複数の条件式を組み合わせる場合

キー 意味
user [ログイン名]
organization [組織コード]
group [グループコード]
title [役職コード]
employeeNumber [従業員ID]
birtdDate [誕生日]
joinDate [入社日]

条件式に使用できる演算子

次の演算子を使用できます。キーによって、使用できる演算子が異なります。

  • in
  • not in
  • =
  • <
  • <=
  • >
  • >=

キーが「user」の場合

キーの値に指定するログイン名は、「"」(ダブルクォーテーション)で囲みます。

in

指定したログイン名のいずれかに該当するユーザーを抽出します。
複数のログイン名を指定する場合は、「,」(カンマ)で区切ります。

次の例では、ログイン名が「JohnJones」「MichaelWilson」「MarySmith」のユーザーを抽出できます。

コピーされました
user in ("JohnJones", "MichaelWilson", "MarySmith")
not in

指定したログイン名のいずれにも該当しないユーザーを抽出します。
複数のログイン名を指定する場合は、「,」(カンマ)で区切ります。

次の例では、ログイン名が「JohnJones」「MichaelWilson」「MarySmith」以外のユーザーを抽出できます。

コピーされました
user not in ("JohnJones", "MichaelWilson", "MarySmith")

キーが「organization」の場合

キーの値に指定する組織コードは、「"」(ダブルクォーテーション)で囲みます。

in

指定した組織のいずれかに所属するユーザーを抽出します。

次の例では、組織コードが「Sales01」「Sales02」「Sales03」の組織に所属するユーザーを抽出できます。

コピーされました
organization in ("Sales01", "Sales02", "Sales03")
not in

指定した組織のいずれにも所属しないユーザーを抽出します。

次の例では、組織コードが「Sales01」「Sales02」「Sales03」の組織に所属しないユーザーを抽出できます。

コピーされました
organization not in ("Sales01", "Sales02", "Sales03")
<

指定した組織の子組織に所属するユーザーを抽出します。

次の例では、組織コードが「Sales00」の組織の子組織に所属するユーザーを抽出できます。

コピーされました
organization < "Sales00"
<=

指定した組織と、その子組織に所属するユーザーを抽出します。

次の例では、組織コードが「Sales00」の組織、およびその子組織に所属するユーザーを抽出できます。

コピーされました
organization <= "Sales00"

キーが「group」の場合

キーの値に指定するグループコードは、「"」(ダブルクォーテーション)で囲みます。

in

指定したグループのいずれかに所属するユーザーを抽出します。

次の例では、グループコードが「RecruitmentA」「RecruitmentB」「RecruitmentC」のグループに所属するユーザーを抽出できます。

コピーされました
group in ("RecruitmentA", "RecruitmentB", "RecruitmentC")
not in

指定したグループのいずれにも所属しないユーザーを抽出します。

次の例では、グループコードが「RecruitmentA」「RecruitmentB」「RecruitmentC」のグループに所属しないユーザーを抽出できます。

コピーされました
group not in ("RecruitmentA", "RecruitmentB", "RecruitmentC")

キーが「title」の場合

キーの値に指定する役職コードは、「"」(ダブルクォーテーション)で囲みます。
役職が設定されていないユーザーは、" no title"と指定して抽出します。

in

指定した役職のいずれかに所属するユーザーを抽出します。

次の例では、役職コードが「Manager」「GenManager」の役職に所属するユーザーを抽出できます。

コピーされました
title in ("Manager", "GenManager")
not in

指定した役職のいずれにも所属しないユーザーを抽出します。

次の例では、役職コードが「Manager」「GenManager」の役職に所属しないユーザーを抽出できます。

コピーされました
title not in ("Manager", "GenManager")

キーが「employeeNumber」の場合

in

指定した従業員IDのいずれかに該当するユーザーを抽出します。

次の例では、従業員IDが「0001」「0002」のユーザーを抽出できます。

コピーされました
employeeNumber in ("0001", "0002")
not in

指定した従業員IDのいずれにも該当しないユーザーを抽出します。

次の例では、従業員IDが「0001」「0002」以外のユーザーを抽出できます。

コピーされました
employeeNumber not in ("0001", "0002")

キーが「birthDate」の場合

キーの値に指定する日付は、「"」(ダブルクォーテーション)で囲み、「yyyy-mm-dd」形式で指定します。
時刻やタイムゾーン情報は無視されます。

=

誕生日が指定した日付と一致するユーザーを抽出します。

次の例では、誕生日が1997年8月8日のユーザーを抽出できます。

birthDate = "1997-08-08"
<

誕生日が指定した日付より前のユーザーを抽出します。

次の例では、誕生日が1997年8月8日より前のユーザーを抽出できます。

birthDate < "1997-08-08"
<=

誕生日が指定した日付以前のユーザーを抽出します。

次の例では、誕生日が1997年8月8日以前のユーザーを抽出できます。

birthDate <= "1997-08-08"
>

誕生日が指定した日付より後のユーザーを抽出します。

次の例では、誕生日が1997年8月8日より後のユーザーを抽出できます。

birthDate > "1997-08-08"
>=

誕生日が指定した日付以降のユーザーを抽出します。

次の例では、誕生日が1997年8月8日以降のユーザーを抽出できます。

birthDate >= "1997-08-08"

キーが「joinDate」の場合

キーの値に指定する日付は、「"」(ダブルクォーテーション)で囲み、「yyyy-mm-dd」形式で指定します。
時刻やタイムゾーン情報は無視されます。

=

入社日が指定した日付と一致するユーザーを抽出します。

次の例では、入社日が2017年5月1日のユーザーを抽出できます。

joinDate = "2017-05-01"
<

入社日が指定した日付より前のユーザーを抽出します。

次の例では、入社日が2017年5月1日より前のユーザーを抽出できます。

joinDate < "2017-05-01"
<=

入社日が指定した日付以前のユーザーを抽出します。

次の例では、入社日が2017年5月1日以前のユーザーを抽出できます。

joinDate <= "2017-05-01"
>

入社日が指定した日付より後のユーザーを抽出します。

次の例では、入社日が2017年5月1日より後のユーザーを抽出できます。

joinDate > "2017-05-01"
>=

入社日が指定した日付以降のユーザーを抽出します。

次の例では、入社日が2017年5月1日以降のユーザーを抽出できます。

joinDate >= "2017-05-01"

複数の条件式を組み合わせる場合

複数の条件式をすべて満たすユーザーを抽出する

条件式を「and」でつなぎます。

次の条件をすべて満たすユーザーを抽出する条件式は、次のとおりです。

  • 組織コードが「sales00」の組織、またはその配下の組織に所属する。
  • 役職コードが「Manager01」の役職に所属する。

条件式

コピーされました
organization <= "sales00" and title in ("Manager01")

複数の条件式のいずれかを満たすユーザーを抽出する

条件式を「or」でつなぎます。

次の条件のいずれかを満たすユーザーを抽出する条件式は、次のとおりです。

  • 役職コードが「Manager01」の役職に所属する。
  • グループコードが「Leader00」「Leader01」のいずれかのグループに所属する。

条件式

コピーされました
title in ("Manager01") or group in ("Leader00", "Leader01", "Leader02")

優先度を付けて条件式を組み合わせる

優先する組み合わせを丸カッコ「( )」で囲みます。

次の条件をすべて満たすユーザーを抽出する条件式は、次のとおりです。

  • 組織コードが「Sales00」の組織に所属する、またはログイン名が「manami-tanaka」である。
  • 役職コードが「Manager01」の役職に所属する。

条件式

コピーされました
(organization in ("Sales00") or user in ("manami-tanaka")) and title in ("Manager01")